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ラプソディ イン ホワイト(ウィークエンダーのテーマ)/バリー・ホワイト&ラブ アンリミテッド オーケストラ

  • flyhiko2
  • 2016年10月12日
  • 読了時間: 2分

この曲は、とても思い出深いというか、強烈な印象を残した曲です。 僕と同世代(昭和30年代生まれ)より上の方々は、必ず聞いたことのある曲だと思います。しかも、ラジオというよりはテレビの番組のテーマ曲としてですね。そうです。あの下世話な番組「ウィークエンダー」のテーマ曲です。 「ウィークエンダー」という番組は、日本テレビ(関西では読売テレビ)で土曜日の夜10時に放送されていた番組で、もともとは、日本テレビの朝の番組のコーナー番組であった「テレビ3面記事」というコーナーが人気を博し、ひとつの番組に格上げされたものだったと思います。 青空はるおさんが司会で、桂ざこば師匠(当時は朝丸)、泉ピン子さんなどが、新聞の3面記事に載ったエロ、グロ、猟奇事件などを面白おかしく紹介する番組で、事件紹介の冒頭に「新聞によりますと~」という決まり文句のナレーションのあとに、事件の詳細が説明されるものです。さらに、事件によっては再現フィルムというものがあり、これがまた興味をひくものでした。 朝丸さんが、早口で事件の概要を説明する途中にはさむフレーズの「も~ むちゃくちゃでんねわ」ということばが流行語になりました。悪ガキたちは、よくマネしたものですね。 今から思うと、チープなつくりで品のない番組だったと思います。現代の雰囲気や世相から言うと、絶対、地上波では放送できないと思います。しかしながら、娯楽の少なかった時代、あの番組が受けたのは、それなりの意味があったのではないでしょうか。 この曲は、そんな番組内容とはまったく関係なく、本当に美しい曲で、番組の品の無さの対極にある感じがします。ちょっと言い表しにくいのですが、人間の汚さと美しさの対比といえば良いのでしょうか。 この曲の収録されたバリーホワイトとラブアンリミテッドオーケストラの当時のレコードジャケットの写真を、いま改めてみると、ものすごい記録に思えます。アメリカのビルディングの1階のような場所に水をたたえた泉のようなもの、ビルの土台となるコンクリートつくりの柱、そこに、バリーホワイト自身と黒人の美しい女性たちが配された構成。 まるで、ギリシャやローマ時代の建物を現代人が見るように、千年後の人類がこの写真を見る、そんな時代を超越した美しさを感じます。センスの良さを感じます。 この曲の途中に入る太鼓のタムの音が、アクセントになって印象に残りますね。 「愛のテーマ」とこの曲は、ラブアンリミテッドオーケストラの金字塔であり、時代を超えて聞き続けられる曲でしょう。


 
 
 

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